目があったら「笑顔で会釈する」が正解
あなたの美容院が路面店であるとします。
外を行く人たちが時々店内を覗いている、覗いているとまでいかないにしろ、歩きながらチラリと店内を見る、そしてその方と目が合うことってありませんか?
その時、あなたはどうしますか?
私は美容院があると必ず店内を見るようにしています。
もちろん立ち止まってジッと見ることはありません。
歩きながら様子を見る程度です。
すると、時々店内のスタッフの方と目が合う時があります。
笑顔で会釈される場合もありますし、ただジッと見られることもあります。
この時、笑顔で会釈されるのと、ただジッと見られるのとでは、私の印象は雲泥の差です。
ちなみに、笑顔で会釈されるお店は必ずといって良いほど繁盛しています。
そこで最初の質問の答えなのですが、もちろん「笑顔で会釈する」が正解です。
でもこれってそんなに大切なことなのでしょうか?
美容院を探しているからこそ店内を覗く
まずは美容院の中をチラ見する人たちがどんな人たちなのかを分析してみましょう。
いま、美容院ジプシーと呼ばれる人たちが大勢います。
行きつけの美容院を探してさまよっている方々です。
こういった方々は、あなたが想像している以上に大勢いらっしゃいます。
そもそも美容院を探していない方は、美容院の中を外から見たりはしません。
美容院を探している人は、店内の様子、スタッフのスタイル、そしてお客様の様子から美容院の様子を判断するために、通る度に覗きます。
そしてこれを繰り返して、ようやく「行ってみよう」となるのです。
つまり、美容院の前を通ったときに店内を覗く方は、美容院を探している人が多いということです。
また、こういった方たちは美容院に対して警戒心があります。
以前に失敗した経験があるからです(だからこそジプシーになったわけなので)。
そんな時に、笑顔で会釈されるのと、ジッと見られるのとでは、印象が大きく変わります。
当たり前のことですが、外を歩く人々は潜在的な顧客です。
顧客ではないからといって、関係ないという態度をするのではなく、潜在的な顧客だという意識を持って対応してみると、それが集客につながるかもしれません。