今回は美容学校の学生さんに向けて書いてみたいと思います。
あなたが美容学校の学生さんであれば、どんな美容院に就職するのか、もう決まっていますか?
もし、行きたい美容院がはっきりと決まっているのであれば、この記事をご覧になる必要はありません。
自分が働きたい美容院に行くのがベストですからね。
もし、どの美容院に就職すればよいのか迷っている方は、これからお伝えすることを参考にしてみてください。
美容院に就職する時は2つの道を考える
美容師になるために美容学校に行くわけですから、あなたが美容師になるというのは間違いありません。
その上で、将来どんなプランを描いているのか、それによって就職先が変わってくるかもしれません。
美容師としての将来のプランは大きく分けて2つあります。
1)独立開業をして自分の美容院を持つ
こちらはサロンワークを行う上での最終ゴールと言えるでしょう。
将来サロンワークで食べていくのであれば独立開業は視野に入れていたいところです。
2)サロンワークではなくヘアメイクアーティストになる
こちらはサロンワークとは別に、ショーや芸能人の専属ヘアメイクアーティストになる道です。
1)の直接お客様とつながるサロンワークではなく、むしろアーティスト色の濃い職業と言えます。
サロンワークで食べていくのか、それともアーティストとして食べていくのか、そこは決まっていますか?
はっきりと将来を今決める必要はありません
先の「サロンワークで食べていくのか、それともアーティストとして食べていくのか」実は今決める必要はありません。
就職するとなると、したいことや将来についてはっきりと決めなければいけないような気がしますが、そんなことはありません。
そもそも美容学校に2年通っただけでは将来のことなんてわかりません。
ただ、美容師には2つのゴールがあって、どっちが自分に向いているかな?とざっくり考えておくだけでよいのです。
実は、どちらのゴールを選んだとしても、おすすめの就職先は1つしかないからです。
私がおすすめする就職先は「有名で大きな所」です。
ただ、それだけです。
有名で大きな所であれば、実際に先輩が有名ヘアメイクアーティストだったりしますよね。
さらに独立する時も、有名なサロンであれば、良いお客様がついているはずなので、自分のお店の客単価を高く設定することができます。
有名サロンで働いていたという宣伝文句も使えますしね。
小さい美容院で働くというのは人生の選択肢を狭めます
美容師というのはどこにいっても同じぐらい大変です。
ブラック企業といっても良いでしょう。
しかし、その先に独立という輝かしい将来が待っています。
ここが普通の企業と違うところです。
私は、同じ大変さを経験するのであれば、超有名サロンで経験した方が絶対得だということです。
もし、ひょっとしたら楽かも、という理由で小さなサロンを選んだとします。
その場合、まずヘアメイクアーティストとしての道はなくなります。
ヘアメイクアーティストになるための必要なコネクションを得ることができないからです。
さらに、独立する場合も大変です。
高級店で行っているようなサービスを経験したことがないため、安価なサロンを起ち上げることになりがちだからです。
つまり、有名店に就職すれば、ヘアメイクアーティストにもなれるし、独立して単価の高いお店にすることもできるのに、小さな美容院に就職することで、その選択肢がなくなってしまう場合があるわけです。
もちろん、小さな美容院に就職しても本人のがんばり次第で何でもなれるでしょう。
しかし、そのハードルは有名美容院に就職した場合よりもずっとずっと高くなります。
今、将来が明確でなくても問題ありません。
ただその場合は、とにかく「有名で大きな美容院」に就職しましょう(大きいといっても全国チェーンのようなところは違いますよ)。