いまあるホームページの形
これから美容院を開業しようと考えているあなた、当然ホームページを作ることをお考えでしょう。
でもどんなホームページを作ったらよいのか、なかなか難しいところです。
美容師さんですから、スタイリッシュでかっこいいホームページにしたいと思っているかもしれません。
実は世にあるホームページは大きくわけて3種類あります。
美容室のホームページはこの3つのうちのどれに該当するのかをまず考えて見ましょう。
(1)訪問者が見るだけの、企業イメージ中心のホームページ
(2)訪問者が購入、予約、その他サービスを行うためのホームページ
(3)(1)と(2)の両方の役割が必要なホームページ
見てもらうだけでよいホームページ
まず(1)です。
これは訪問者がそのウェブサイトを見ることで、なんとなくその企業のイメージが感覚的につかめるという目的で作られているものです。
例えばCMでも、この企業が売っているものや、やっていることはよく分からないけれど、何となく社会貢献をしているような映像が流れることがあります。
これは(1)を目的としたCMです。
ホームページであれば、アパレルブランドのそれが(1)を目的としたものが多いようです。
ユーザビリティは良くないけれど、ホームページの雰囲気が伝わってくるホームページです。
こういったウェブサイトでは、お客様が何かのサービスを受けるということはあまりありません。
そのためユーザビリティよりも、ビジュアルのプライオリティが高くなります。
顧客向けサービスを行うホームページ
次に(2)です。
これは訪問者が何かしらサービスを受けることが前提で作られているホームページです。
アマゾンや楽天といったECサイトが良い例でしょう。
こういったウェブサイトはすべてのデザインが、お客様がサービスを受けやすいように考えられています。
格好良くするために、ユーザビリティを低くするということはあり得ないウェブサイトです。
見てもらう・顧客向けサービス両方を行うホームページ
最後が(3)です。
実は美容院のウェブサイトはこの(3)に該当します。
お客様はあなたの美容院のウェブサイトを見ることで、イメージとしてあなたの美容院がどういうものなのかを感じ取れなければいけません。
またそれと同時に一番伝えたい情報を伝えなくてはいけません。
例えば、「南青山骨董通りにある」「1席だけのプライベートサロン」ということであれば、それが文字だけでなく、色やロゴ、写真やフォントを通して伝える必要があります。
それと同時に、予約をしたり、メニューを見たり、アクセス方法など、お客様がそこで行いたいことがスムーズにできるよう、ユーザビリティを高くしておく必要もあります。
あなたの美容院のホームページを作る時に、まずは(3)を意識して他の美容院のウェブサイトを見てみるとよいかもしれません。
意外と(3)を意識して作られているところが少ないことに気づくでしょう。