美容院のホームページのゴールは「集客」です。
つまり、お客様にホームページに来ていただいて予約していただく、そのためにホームページはあります。
もちろん、それ以外の目的もありますが、最も大切なポイントはそこでしょう。
来ていただいて→予約してもらう、この流れをお客様自身が迷わず、意識せず、誘導する必要があります。
そのためにはホームページにストーリーが必要です。
流れの整理といってもよいかもしれません。
お客様が知りたい情報は何かを知る
美容院のホームページを見ていると、ときどきストーリーの構成が「?」なものがあります。
当然ながらお客様はホームページの上から順にスクロールをして下の方に移動していきます。
その流れがきちんと整備されている必要があるのですが、いきなりブログやギャラリーから始まるサイトを見かけることがあります。
これはお客様が知りたい情報は何なのかという分析ができていないサイトです。
大前提としてお客様は髪を切りたくて美容院を探しているわけです。
お客様の中に行きたい美容院のイメージはあるでしょうが、まずはどんな美容院なのかがわかるようにしてあげなくてはいけません。
初対面の方に、名刺を渡して自己紹介するところから始めるということです。
これをブログやギャラリーでスタートするということは、言ってみれば初対面のクライアントにいきなり、週末に旅行に行った話をしたり、自分の作品を見せるようなものです。
ちょっと順番が違いますよね。
まずは美容院のキャラクターがわかるキャッチを3文で
まずは、あなたの美容院がひと目でわかるキャッチが必要です。
それも「●●をしたいです!」というような美容師目線でのキャッチではなく、「●●になります」というお客様目線のキャッチです。
例えば…
(1)表参道駅徒歩1分にある美容院です。
(2)女性スタッフによる女性専用美容院です。
(3)オーガニックにこだわった薬剤と施術で頭皮と髪が傷みません。
というような感じでしょうか。
あとはこの美容院のキャラクターがより伝わりやすい言葉を選びます。
次はお店の基本情報そして美容師さん情報
お店のキャラクターがわかったら、次はお店の営業時間や、場所が知りたいですよね。
いつ空いているのか、そして場所はどこなのか、知りたくありませんか?
また、お客様は美容院が良いから行くということではなく、この美容師さんが良いから行くという場合が多いようです。
つまり、場所ではなく人にお客様はつくのです。
どこで切るではなく誰に切ってもらうかが重要になります。
そのため、スタッフの簡単な紹介があるとよいでしょう。
そして価格です
お店の様子とスタッフさんの様子がわかったら、次はメニューと価格です。
お客様には予算がありますので、その予算に合った価格で、自分の望む施術が受けられるかどうか、重要なポイントです。
特にメニューは増やしすぎず、詳しく書きすぎず、ひと目でだいたいこれぐらいの値段とわかるようにしましょう。
詳しく書きたい場合は、別ページでじっくりと読ませるようにするとよいですね。
最後は予約です
ここまでわかれば、あとは予約をするかしないか、それをお客様が決めます。
そして予約しようと思ったらすぐに予約できるようなシステムが必要です。
電話・ウェブ・SNS の3種から予約できるようにしておけばよいでしょう。
基本の骨組みはこれだけです。
あとは枝葉の部分ですから、上記の情報を邪魔しないように「ブログ」や「SNS」、「ギャラリー」などで「知りたい人は見てください」というスタンスでその他の情報にもアクセスできるようにしましょう。
もしいまいちピンとこなければ、自分がレストランを予約する時にどういう流れでウェブサイトを見ているのか、そして自分が欲しい情報はどういう情報なのかを考えてみるとわかるかもしれません。